量子コンピュータって何だ?
- 作者: 竹内繁樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: 新書
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量子コンピュータという名前は聞くのですが、実際にどんなものなのか知らなかったので少々お勉強を。いきなり本格的なのを読む前に、ブルーバックスで感じをつかんでみます。
という構成なのですが、最初は物理的な概念と量子計算の歴史をたどっていき、第4章あたりから実際の量子コンピュータで必要となる量子ビットの話に続いていきます。
量子力学ネタなのに波動関数が出てこないとか、数学的には平易な道具しか使ってないはずなのですが、私の頭が悪すぎなのかちゃんと理解できてる自信がありません。ただ、とりあえず感じをつかむ為に最初に読むには良い本なのではないでしょうか。(あまりにも自分が知らない分野なので、良いのか悪いのかの判断ができないと言う話もありますが)
この本は2005年に出版されているのですが、量子計算関係での実例として、
- 15の因数分解ができた。
- 量子暗号で100km先と通信できた。
というのがあるようで、量子コンピュータの実現よりも量子暗号の方が実用化が近いようです。